履歴書は、あなたが企業に自分自身を売り込むための大切なツールです。採用担当者は毎日たくさんの履歴書に目を通しています。その中で「読みにくい」「わかりにくい」と思われてしまうと、あなたの魅力が伝わる前にチャンスを逃してしまうかもしれません。
今回は、採用担当者が「お、この人は違うな」と感じる、読みやすく、丁寧な履歴書を作成するためのポイントを3つご紹介します。
1. テンプレート選びも重要な第一歩
履歴書のテンプレートは、文具店やオンラインで様々な種類が手に入ります。どれを選べばいいか迷いますよね。履歴書の項目の中で通勤時間、扶養家族数、配偶者、扶養義務の有無といった項目があるテンプレートを選ぶのがおすすめです。
これらの項目は、採用が決定した後の入社手続きで、人事や総務担当者が健康保険や厚生年金などの手続きを進める際に必要となる重要な情報です。これらの項目が最初から記載されているテンプレートを使用することで、入社後の手続きがスムーズに進み、企業側の手間を減らすことができます。これは、「入社後のことまで考えている」というあなたの配慮として、採用担当者に好印象を与えます。
2. 読みやすさを追求するレイアウトとフォント
履歴書は「読み手」がいる書類です。採用担当者がストレスなく読み進められるように、全体のレイアウトとフォントサイズに配慮しましょう。
- フォントサイズ: パソコンで作成する場合、文字が小さすぎると読みにくく、大きすぎるとバランスが悪くなります。一般的な履歴書では、氏名欄を除いて10.5〜11ポイントのフォントサイズが適しています。
- レイアウト: 余白をうまく使って、ごちゃごちゃした印象にならないようにしましょう。文字を詰め込みすぎず、行間も適度に空けることで、スッキリと見やすい履歴書になります。
- 丁寧さ: 手書きの場合は、一文字一文字丁寧に書くことが何よりも大切です。字に自信がなくても、丁寧に書かれた文字からはあなたの真剣さが伝わります。
3. あなたを印象づける「氏名」の書き方
履歴書の中で最も重要な情報は何でしょうか?それは、あなたの氏名です。
多くの履歴書テンプレートでは、左上にある「履歴書」というタイトルが最も大きな文字サイズで書かれています。あなたの氏名は、この「履歴書」のタイトルと同じ、あるいはそれに近いサイズで書くことをお勧めします。
採用担当者は、まず最初にあなたの名前を確認します。名前がはっきりと、力強く書かれていることで、採用担当者の目に留まりやすくなります。自分の名前を大切に扱い、自信を持って書くことは、採用担当者に対して「自分をしっかり持っている人だ」というポジティブな印象を与えることにもつながります。
読み手のことを考えて丁寧に作成された履歴書は、それだけであなたの真剣さや気配りの良さを伝えることができます。これらのポイントを押さえて、採用担当者の心を掴む魅力的な履歴書を作成してください。
いかがでしたでしょうか? 次回は<プロフィール編>をご紹介します♪